クロザリルによる「治療抵抗性」統合失調症の治療
通常の薬で治療することができなかった統合失調症の治療に
治療抵抗性統合失調症の治療薬として、日本では2009年に発売されたお薬です。有効性が期待される一方、重い副作用が生じるかもしれないことが知られており、登録された医療機関、医療従事者の元でのみ治療が許されています。
また、重い副作用を未然に防いだり早期に発見するため、定期的に血液検査を受けていただく必要があります。当院では2015年から使用できるようになりました。
統合失調症に関しては、新しい薬や治療法の開発が進んだことにより、多くの患者さんが長期的な回復を期待できるようになっています。しかし、お薬(抗精神病薬)をきちんと服用しても症状が良くならない場合があり、これを「反応性不良」といいます。
また、副作用が原因で必要な量のお薬で治療ができず、病状が良くならない場合もあり、これを「耐容性不良」といいます。この「反応性不良」と「耐容性不良」をまとめて「治療抵抗性」といいます。
クロザリルの処方ができるのは、講習を受講・履修して、緊急時の対処を含め、クロザリルの十分な知識を習得し、審査を通過した登録医師(CPMS登録医)に限られます。
職種 | 氏名 |
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医師 | 智田 文徳 |
医師 | 田嶋 宣行 |
医師 | 遠藤 知方 |
職種 | 氏名 |
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医師 | 菊地 澄恵 |
医師 | 山家 健仁 |