診療内容

修正型電気けいれん療法
(m-ECT)による治療

うつ病・躁うつ病・統合失調症などに対し改善率や安全性が極めて高い治療法

主な疾患

うつ病、躁うつ病、統合失調症の緊張病型など

修正型電気けいれん療法(m-ECT)とは

この方法は額から短時間(数秒)に5~100ジュールのエネルギー量の電気刺激を加えて、脳にてんかん発作と同じ変化を起こさせる治療法です。
電気けいれん療法は約70年の歴史があり、アメリカでは年間10万人の人が治療を受けています。
治療は精神科医や麻酔科医、看護師の構成で行われます。治療は個室で行い、1回の治療に60分程度かかります。麻酔により患者さんが眠っている間に治療が行われます。筋弛緩薬と静脈麻酔薬を使用しますので、けいれんや不安や苦痛はありません。

このような方には特におすすめします

  • ・精神的あるいは身体的な観点から迅速な治療効果が必要
  • ・薬の効果がなかなかみられない
  • ・薬の副作用が強く出るために治療が難しい
  • ・以前に電気けいれん療法で効果がみられた

m-ECT治療で症状の早期改善を実現しています

当院では平成29年8月より修正型電気刺けいれん法(m-ECT)を実施しております。最新型の治療機器を整備し、麻酔科医による呼吸循環管理を行うことで、高い安全性を確保しております。
また、当院はm-ECTを実施可能な精神科病院のひとつであり、緊急性の高い症状を認める方や、薬物療法で十分な治療効果が得られない方などに対して、m-ECT治療を速やかに導入し、症状の早期改善を実現しております。

治療は、現時点では入院していただき行っております。

当院でm-ECTをご希望される場合は、

地域連携室
TEL:019-696-2055(代表)
までご連絡ください。

ただし、ご相談の段階でm-ECTの適応になるのか、この症状で効果があるのかといったご質問にはお答えできかねますのでご了承ください。

パルス波治療器サイマトロン,麻酔器

m-ECT治療実績

期間H29年8月〜H30年1月

件数

合計177件

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0

8月

9月

10月

11月

12月

1月

6

25

44

35

34

33

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